GW中の粉もの生活

GW中の粉もの生活

皆さん、こんにちは!
GW明けの週ももう終わろうとしています。
今年のゴールデンウィークは前半天気が悪く肌寒い日が続いて、絶好のお出かけ日和は少なかったですが
皆様はどのようにお過ごしでしたでしょうか?
この期間、日本橋の三越ではイタリアフェアが催されていましたし、3年ぶりに劇場でのイタリア映画祭もありました。

三越劇場で行われたイタリア映画音楽のコンサートでは、写真家としても活躍している当校講師のGiovanniが
映像の提供だけでなく、ナビゲーターとして出演していました。
足を運んで下さった生徒さんもいらしたようで感謝いたします。

久し振りのまとまったお休み、いい季節でもありますし可能ならばイタリアに飛んで行きたかったですが、ままならず。
仕方がないので東京にいながら、私は食でイタリアを楽しんでいました。
休み前にイタリアのマニトバ粉を手に入れていたので、イタリアの食事パン、チャバッタ(ciabatta)を焼いてみました。
水分の多い生地で扱いにくいのですが、簡単に上下左右に折りたたんでは休ませるのを繰り返して、美味しく焼き上がりました。
外はカリっとして中はモチモチです。
準備から焼き上げまで時間はかかりますが、他のパンのように手がだるくなるほど捏ねたり叩いたりする必要はないので
また作りたいと思いました。

次に挑戦したのはFocaccia di Recco. Mattiaからマニトバ粉は普通の強力粉とは全然違う、と聞いていましたが、それを実感。
このフォカッチャはイーストを使わないのですが、生地が本当に滑らかによく伸びます。
中に入れるチーズは本来はリグーリアのprescinseuaというフレッシュチーズですが、もちろん手に入らないので、
少しだけあったcrescenzaにricottaとscamorzaチーズを混ぜて焼きました。
大きな天版1枚分に広げて焼いたのが、老親も美味しいと喜んで食べてくれてあっという間になくなりました。

 

ランチに友人が遊びに来てくれた日には、ポレンタをじっくり40分以上かけて煮、キノコとソーセージのトマト煮込のソースで
いただきました。雨の降った寒い日だったので、殊のほか美味しかったです。
その日に飲んだ白ワインが余ったので、翌日にはciambellineという白ワインを練り込んだサクサクのクッキーも作ってみました。

お天気の良かった子どもの日には、友人とちょっと遠出をして江の島、鎌倉を散策してきました。
規制がとれた連休中の天気の良い日で、江の島はたくさんの人で賑わっていました。季節柄しらす丼を出すお店が多く、
どちらもお昼前から長い行列ができていました。それを横目で見ながら私たちは七里ヶ浜へ。
目指したのは Trattoria Casa Paradiso sul mare.
江の島を臨むテラスで、しらすのピッツァ他をいただきました。

空の色も海の色もイタリアとは全然違いますが、潮風を感じながら外で食べるランチはいつもより美味しく感じました。
イタリア人は外で食事をするのが大好きですよね。
早く世の中が落ち着いて、海辺でも湖畔でも街中でもイタリアのどこかでイタリア人たちの大げさなジェスチャーや
話し声、笑い声を感じながら食事ができる日が来るといいですね。