読書の秋~Letture d'autunno~

読書の秋~Letture d’autunno~

Ciao a tutti! 皆さまお元気でお過ごしですか?
久し振りのブログ更新です。
Withコロナで生活スタイルの変更を余儀なくされて、早半年以上、季節はすっかり秋になってしまいました。
秋といえば、読書の秋ですね。
生徒様から本の寄贈がありました。 内田洋子さんのエッセイ等々…
自由にイタリアへ行けるようになる日まで、まだしばらく待たなければならないようですが、秋の夜長、読書を通して
想いだけでも馳せてみるのはいかがでしょうか?
私はそろそろ始まる、焼き栗の甘く香ばしい匂いが懐かしいです。

☆☆☆

せっかくなので、スタッフRが個人的にお勧めしたいイタリア関連の本をご紹介します。

・名取四郎『キリスト教美術の源流を訪ねて(1)(2)

初期キリスト教美術や中世イタリア美術を研究していた故・名取四郎先生のエッセイ集です。イタリアやフランスによくいらしていて、ローマ、ヴェネツィア、エクサンプロヴァンスなどについても語っています。

・名取四郎『地中海都市紀行 古代キリスト教美術を訪ねて』

残念ながら古代キリスト教美術に関する日本語の本は本当に限られているので、名取四郎先生のこの本はとても貴重です!イタリアに関しては、ローマ帝国でキリスト教が公認(313年)される前後、そしてそれ以降ローマ、ミラノ、ラヴェンナ、アクイレイア、グラードの都市がどのように変化したのか書いてあります!是非、この本を読んでから、ローマ、ミラノ、ラヴェンナ、アクイレイア、グラードに行ってみてください。

ミラノに貴重な初期キリスト教美術が残っていることをご存知ではない方も多いかもしれません。ミラノは自分たちの歴史をローマのように見せずに、隠しているのです(たぶん)。ドゥオーモから少し歩くとサン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂には初期キリスト教美術のモザイクがあるのです。そこからロンバルディア地方ロマネスク建築の代表的存在のサンタンブロージョ聖堂までさらに歩くと、初期キリスト教美術のモザイク、石棺、ロマネスク彫刻、建築、モザイク(といってもモザイクは近代に加筆修正したのですが)も見ることができます。

アクイレイアは個人では行きにくいのですが、古代ローマ遺跡、初期キリスト教の床モザイク、ロマネスク壁画を満喫できる場所です。グラードはアクイレイアから10キロほど離れて、海に面しています。今はドイツなど近隣国にはリゾート地となっていますが、初期キリスト教の床モザイクがかなり残っています。