夏休みの想い出

皆様、こんにちは。
早いもので9月も中旬となり、街はすでにハローウィンの準備すら始まっていますが、暑かったこの夏
皆さんはどんな夏休みを過ごされましたか？

私は7月に夏休みをいただいて、3年ぶりにイタリアへ行ってきました。
コロナやウクライナ問題でなかなか大変な旅でしたが、欠乏していたイタリアをたっぷりチャージしてくることができました。
今回は主にヴェネツィアしか知らなかったヴェネト州を回りました。
ずっとこの目で見たかったブレンタ川にかかる屋根付きのアルビーニ橋が美しいバッサーノ デル グラッパ、
14世紀から殆ど姿を変えていない中世の街 モンタニャーナ、人間チェスゲームで有名なマロスティカ、 この旅の一番の目的だったとも言えるジョットのフレスコ画の傑作が残る
スクロヴェーニ礼拝堂のあるパドヴァ、どこもそれぞれに趣があって素晴らしかったですが、私が一番心惹かれたのはコルティナダンペッツォでした。

来る2026年に2度目の冬期オリンピックが開催される「ドロミティの真珠」とも謳われるウインターリゾートのメッカです。
イタリアの友人に車で連れて行ってもらったのですが、近付くたびにどんどん迫ってくるドロミティのごつごつと荒々しいというか
猛々しい峰々が迫ってきて圧倒されました。
麓の街は木造建築が多く、石造りの建物ばかり見ていた目に優しいです。ちょっと軽井沢のような雰囲気で、目抜き通りには高級ブティックや
可愛いお店が並んでいます。歩行者天国なのでのんびり散策できます。街も標高1200m以上の高さなのでもっと涼しいかと思いましたが、
この夏はヨーロッパも猛暑で日中は他の街と変わらない暑さでした。

街を見下ろしながらケーブルカーでファローリア山へ

眼前のクリスタッロ山の麓までトレッキング

2日目にはトレッキングも楽しみました。
街のはずれから眼下に街を見下ろしながらケーブルカーを乗り継いでファローリア山へ。そこからクリスタッロ山のふもとまでのハイキングです。
こちらはほぼ下りなので、時折からからに乾ききった砂利道で滑って転びそうになることはありますが、そんなにきつくはありません。
逆コースを登って来る人たちとも時折すれ違いましたが、かなりきつそうでした。
折々見下ろす景色、そこかしこに咲いている高山植物に癒されながら2時間ほどのトレッキングを楽しみました。

リフト降り場から山小屋までも少し歩きます。

汗をかいた後のビールは最高です。

クリスタッロ山の麓からはリフトに乗ってサンフォルカの山小屋まで。　まさに息を飲む景色が広がっていました。
こちらでランチをしながら、絶景を堪能しました。雄大な景色の前では人は言葉を失いますね。
高所大好き人間ですが、下りのリフトはちょっと怖かったです。
クリスタッロ山の麓からはバスでコルティナの街まで戻れます。

コルティナではまた、こちらの名物でもあるカスンツェイというビーツとリコッタを入れたラヴィオリをはじめて
いただきました。優しい味で本当に美味しかったです。