イタリア探索セミナー「Genova:映像・音・味わい」開催されました！

Ciao a tutti! Come state?　2025年11月6日（木）に開催された、「Genova:映像・音・味わい」セミナーの様子をご紹介します♪
五感で味わうジェノヴァとリグーリア！ジェノヴァ最古のイタリア語学校 A Door to Italy のFederica校長先生とジェノヴァ出身のMattia先生と一緒に、リグーリアの魅力を五感を通して発見する特別なセミナーが開催されました。

「ラ・スペルバ」（誇り高き街）と呼ばれたジェノヴァ、そしてその周辺に広がる魅力的な街々のちょっとした豆知識を、リグーリアの伝統菓子カネストレッリとバチ・ディ・ダーマをエスプレッソと一緒に味わいながら、学びました。

セミナーで学んだ内容は下記のとおり！

視覚：海岸線と内陸に広がる絶景
ジェノヴァと海との関係は、ローマ時代の港の遺跡は、市内のさまざまな場所で見つかっており、紀元前181年にまで遡ります。
ボッカダッセ地区では、漁師たちが海から帰ってきたときに自分の家をすぐに見つけられるよう、家ごとに違う色で塗 られており、ジェノヴァならではの景色が有名です。

嗅覚：ジェノヴァを象徴するバジルの香り
ジェノヴァの街を象徴する香りといえば、ペストの香りです。ジェノヴァの誇りである「プラのバジリコ」。その小さく柔らかな葉は、香り高いペスト（ジェノヴェーゼ・ ソース）の主な材料です。朝に焼き上がるフォカッチャの 香ばしい匂いも、忘れらません！

聴覚：ジェノヴァのシンガーソングライターたちとパガニーニの音色
ジェノヴァ方言（ジェノヴェーゼ語）は、現在ではあまり使われなくなっていますが、保存を目的とした大学の講座が 存在します。その響きはジェノヴァ派の象徴的なカンタウトーレ（シンガーソングライター）、ファブリツィオ・デ・アンドレの 多くの歌の中に生き続けており、1960〜70年代には、ジーノ・パオリやブルーノ・ラウツィのような他のカンタウーレたちもジェノヴァを歌いました。

触覚：ジェノヴァ発祥のジーンズの伝統
ジェノヴァの旧市街にある多くの宮殿は、海洋共和国時代（1099年〜1797年）、特に提督アンドレア・ドーリア（ 1466〜1560）の時代に建てられました。ユネスコの世界遺産にも登録されており、様々な歴史的宝物が展示されています。サン・ロレンツォ博物館には、十字軍（1000〜1097年）の戦利品である「聖なる鉢（サクロ・カティーノ）」のほか、 現代のジーンズの祖先とされる粗い織物も展示されています。

味覚：郷土の食材が生み出す本物の味わい　
本物のジェノヴァ人は、朝食にフォカッチャをカプチーノに浸して食べます！昼食には「シャマッダ」と呼ばれる典型的な食堂へ行き、野菜のタルト、小さな魚のフライ、そして「ファリナータ」を味わうことができます。おやつには生クリームとコーヒーを合わせた、ジェノヴァ特有の 味のジェラート「パネラ」を。夕食には旧市街にある数多くのトラットリアのひとつへ。バジルペーストのトロフィエや、くるみソー スのパンソッティ、オリーブと松の実を使った干しタラの煮込み「ストッカフィッソ・アッコモダート」などを味わいます。

たくさんの方にご参加いただきました！！

伝統菓子のカネストレッリとバーチ・ディ・ダーマ

今回のセミナーでは、A Door to Italy のFederica校長先生が、ジェノヴァから伝統菓子のカネストレッリとバーチ・ディ・ダーマをお土産に持ってきてくれました！
皆でエスプレッソと一緒にお菓子を味わいながら、五感で楽しむにぎやかなセミナーとなりました。

大勢の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました♪

次回のイタリア探索セミナー開催もお楽しみに！！