イタリアの復活祭・パスクア~Venerdi Santo~
2019年4月16日
気温もだいぶ上がり、やっと春本番といった今日この頃ですね。
イタリアにももちろん春がやってきています。
イタリアの春のイベントといえば、やっぱりパスクア(イースター)ですね!
今回はこのパスクアについてご紹介します。
パスクアはイエス・キリストの復活をお祝いするカトリックの行事。
キリストが十字架にかけられて亡くなり、その3日後、復活した日をお祝いするのがパスクアです。
日本でも最近はイースターエッグなどが販売されたり、少しずつ知られるようになってきていますね。
このパスクアは「春分の日の後、最初の満月の次の日曜日」に行う行事なので、毎年決まった日付にお祝いされるわけではありません。
今年のパスクアは4月21日の日曜日になります。
イタリアではこの日、多くの教会で礼拝が行われたり、様々なイベントが行われます。
ですが、行事があるのは復活祭の当日だけではありません。
今回はパスクアの前の金曜日、Venerdi Santo(聖金曜日)についてご紹介いたします。
Venerdi Santo(聖金曜日)は、イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された重要な日で「受難日」とも呼ばれています。
この日はお肉を食べないなどの習慣が今でも残っているところもあるんですよ。
当校校長のカーティアの出身地・モリーゼ州カンポバッソでは特別な行事があるそうです。
金曜の午後になると、サンタマリアデッラクローチェ教会から、人々が長い行列をなして街を歩きます。
その中には約700人の合唱団の人々が参加し、歩きながら”Teco vorrei o Signore”という、切ないけれどとても美しい歌を歌うのだそう。
Processione del Venerdì Santo Campobasso
パスクア前の金曜日にイタリア・モリーゼ州に行かれる方は、ぜひこの行列を見てみてくださいね!