イタリアの夏の過ごし方
2019年8月22日
みなさんは夏をどのように過ごしていますか?
イタリア人と日本人では、だいぶ夏の過ごし方が違うように思います。
今回はイタリア人がどのように夏を過ごしているのかご紹介します。
イタリアでは夏に2~3週間程のバカンスを取ることがほとんどです。
みんな長いバカンスを取って海外や国内旅行に行き、海で日光浴をして過ごしたりします。
イタリア人はみんな太陽が大好き!
日中浜辺に行き、日が暮れるまで日光浴をしたり、友人たちとのおしゃべりを楽しみます。
海へバカンスに出かけて、何をするかというと…特に何もしないのだそうです。
ただ海に行って何もしないでのんびり過ごすことが主流なようです。
イタリアの語学学校にいたとき、旅行先で何をするのかと先生に尋ねたら
「何もしないよ。」と返ってきたことがあります。
わたしが旅行に行ったとしたら、あちこちの観光名所に行ったり、おいしいもの探しに歩き回ったり、近隣の街まで出かけたりするのでかなりの衝撃でした。
でもバカンスは休暇なので、身も心もリラックスして休むためには「何もしない」をするのも大事ですね。
ちなみにイタリアの子どもたちのバカンスは、約3か月間続くのだそう。
日本の2倍以上の夏休みなんて羨ましいですね!
ご両親とも働いているお家の子どもたちは、日中は「centro estivo(campus estivo)」と呼ばれる学童のようなものに参加することもあります。
朝から夕方まで、場所はさまざまで、広場や公園、教会だったり…。
そこでお友達とプールで遊んだり、スポーツをしたり、ダンスや工作もあったり、お昼ごはんが出るところもあるんです。
Katia校長の娘さんが行っていたところでは、お昼ごはんにプリモ(パスタなど)と飲み物のみ提供され、セコンド(お肉などのメイン料理)は持参するシステムだったようです。
お昼から2品あるのが、いかにもイタリアという感じですね。
また、夏はとても陽が長く、夜9時ころまで明るいイタリア。
昼間は暑く、明るい時間はご飯を食べる気にはならないようで、夜ごはんも遅い時間に始まることがほとんど。
夜8時、9時ころに家でご飯を食べたり、外に食べに出かけたり…。
もちろん子どもたちも一緒なので、夜中まで出歩いている子もいます。
大人から子どもまで、夏を存分に楽しむのがイタリアの過ごし方なのですね。
夏も残りあとわずかですが、思いっきり楽しみましょう♪