イタリアの世界遺産~28.アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ
2019年2月7日
28.アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ (フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州)1998年文化遺産登録
イタリアの世界遺産をご紹介いたします。
全54もの世界遺産を誇るイタリアの美しさを少しずつお届けさせていただきます。
今回は【Zona Archeologica e Basilica Patriarcale di Aquileia】アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカです!
大きな都市で栄えていたとは想像できないくらい、今はとてものんびりした田舎町という印象です。
また、聖堂の床下から発見された、4世紀の床一面のモザイクはとても素晴らしい保存状態で残されています。なんでも、このモザイクの上に新しい床が作られたため、この綺麗な状態を保ったまま、残されているのだとか…。
今現在はこの美しいモザイクを保存するため、床上に通路が建設され、その上から床一面のモザイクを見ることが出来ます。極彩色の派手なモザイクではないですが、とても興味深いモチーフなどがたくさん描かれているんですよ。動物や魚、貴族の肖像等がとても美しいモザイクで表現されています。
柱に沿ってガラスの通路が敷かれ、その上を歩いて奥まで見学することが出来ます。
天気のいい日は窓から光が差し込んで、キラキラ輝いてすごくきれいに見えてうっとりしてしまいます。
★アクイレイアまではトリエステから約50分、ヴェネツィアからは約1時間半
私がアクイレイアを訪れたときは、トリエステから電車でチェルヴィニャーノ駅まで行き、そこからバスに乗り換えてアクイレイアまで。
朝トリエステを出て、暗くなる前に帰ってこれましたので、旅行中1日予定が空いちゃった時にはぴったりです。
いえ、わざわざ予定を空けてでも見に行っていただきたいくらい、とても美しいところでした!
ベネチアやトリエステを訪れた際は、ついでに足を延ばしてぜひアクイレイアまで行ってみてください。