イタリアの世界遺産 Numero.1
2019年1月17日
1.ヴァルカモニカの岩絵群 (ロンバルディア州)1979年文化遺産登録
イタリアの世界遺産をご紹介いたします。
全54もの世界遺産を誇るイタリアの美しさを少しずつお届けさせていただきます!
今回は【Le incisioni rupestri della Val Camonica】ヴァルカモニカの岩絵群 です!
イタリア北部・ロンパルディア地方、ブレーシャの北部に位置するカモニカ渓谷(ヴァルカモニカ)一帯にみられる壁画群。こちらの渓谷には約70㎞にわたるオーリオ川が流れており、約2400箇所、13万点以上におよぶこれらの壁画は1929年に発見されました。前約一万年前からローマ帝国時代まで8000年にかけて、なめらかな岩肌に石器などを用いて描かれたものだといわれています。ナクワ岩壁岸壁彫刻国立公園では、古代人の日常生活や狩猟・戦争の場面、宗教的な儀式のようすなどを今に伝えています。 ヴァルカモニカは1979年にユネスコの世界遺産リストに登録されたイタリア初の場所として、絶妙な豊かさと様々な岩石彫刻が世界に知られています。谷全体に分布し、12000年以上の歴史を誇っています。各スポットはナクアーネの岩石自然公園内やカモニカ渓谷内など、8つの公園・保護地区で見ることが出来ます。ロンバルディア州の象徴であるカムニのバラも壁画で見られるようです。また、今現在でも新しい壁画が次々と発見されているそうです。
大昔の壁画からも現代に受け継がれているものが見て取れるなんて、大変興味深いですね。
ヴァルカモニカまではミラノから電車でブレーシャ経由にて、最寄り駅にたどり着くことが出来ます。
最寄駅から公園までは徒歩で20分~30分程度。
公園内でもごつごつした道を歩いての見学となるため、歩きやすいトレッキングのような格好で行くのをお勧めします。
イタリアにある他の世界遺産に比べるとあまり知られていませんが、自然いっぱいの中にある世界遺産です♪
北イタリアにご旅行の際など、ぜひ訪れてみてくださいね。