リッチャのぶどう収穫祭 ~イタリアからの便り~

リッチャのぶどう収穫祭 ~イタリアからの便り~

みなさま、こんにちは!

今日は三連休の初日。
気持ちの良い秋晴れの中、休日ならではの穏やかな空気を感じます。

秋といえば、食欲の秋。日本でも梨やぶどう、栗やさんまなど美味しいものがたくさん!イタリアではポルチーニやトリュフ、初摘みのオリーブオイルなどなど…
美味しいものをみんなで頂く時間は、とっても幸せですよね♪

さて、本日はイタリア・リッチャの、ぶどう収穫祭のお話です。
リッチャは、モリーゼ州カンポバッソにある小さな村。
カンポバッソ在住のカーティア校長から届いたレポートと写真を、みなさまにシェアいたします!

 

『モリーゼ州カンポバッソの小さな村、リッチャのぶどう収穫祭は、とても古くから続く催しで、今年で88回目となります。
リッチャはモリーゼ州の中でも、ぶどう収穫祭を今なお美しい伝統そのままの形で守り続けている唯一の村です。

 

収穫祭の誕生は1930年、ファシズム政体が農業を称賛し生産物を評価するために、全ての自治体に収穫祭の開催を命じた時でした。
9月の第二日曜日から地域の人々は、農村の生活とぶどうの収穫の瞬間を蘇らせるようなこの興味深いお祭りのために、全てを捧げます。

入念に準備されたアレゴリー風の山車が、農村の生活を再現しながら旧市街を練り歩きます。
それぞれの山車の上では、農民の衣装をまとった男女が歌い踊り、料理をし、その地域を象徴する料理をふるまいます。

 

地元の赤ワインは、その地域独特のテラコッタのグラスに注がれて飲まれます。

山車は、民族的なグループの行列とともに、行列を追いかける群衆の間を移動して行き、パレードの最後には、最も美しく活気のある山車の表彰が行われます。

 

 

こちらが、ぶどう収穫祭の映像です。とても興味深いので、ぜひご覧ください♪』

以上、Katia校長からのレポートでした。

収穫を祝い喜ぶ気持ちは、日本もイタリアも同じ。
季節の恵みを心待ちにし、旬の美味しいものをみんなで頂いて、一緒に笑顔になる…最高のごちそうですね♪

秋の休日、みなさまの食卓が豊かに、あたたかな笑顔で溢れますように…
どうぞ素敵な休日を!